一般内科(近医に専門医がいる場合は紹介する場合があります)
発熱、頭痛、糖尿病、生活習慣関連病(高血圧、脂質異常症、肥満等)、貧血、喘息、肺気腫、腹痛、咳、インフルエンザ、咳喘息、肺炎、不整脈、めまい、動脈硬化、代謝・内分泌疾患(甲状腺機能亢進症、橋本病等)、循環器疾患等など内科一般の診断・治療・管理を行います。
次のような症状がある方はお早めにご相談下さい。
- なんとなく調子が悪い
- 熱っぽい
- 気分がすぐれない
- 喉の痛み
- 咳
- 胸の痛み
- 動悸
- 頭痛
- めまい
- 腹痛
- 嘔吐
- 下痢
- 便秘
- 血尿
- むくみ
インフルエンザ
風邪とインフルエンザは症状も原因も症状もはっきり異なります。「風邪」は、のどの痛み、鼻水、咳(せき)などの症状を伴う呼吸器の急性炎症です。発熱、頭痛、食欲不振などが起こることもあります。健康な人でも年に数回程度かかるといわれています。
「インフルエンザ」は、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。普通の風邪よりも急激に発症し、症状が重いのが特徴。インフルエンザに感染すると、1~5日の潜伏期間の後、38℃以上の高熱や筋肉痛などの全身症状が現れます。健康な人であれば、その症状が3~7日間続いた後、治癒に向かいます。気管支炎や肺炎を併発しやすく、脳炎や心不全になる場合もあります。インフルエンザウイルスには強力な感染力があり、いったん流行すると、年齢や性別を問わず、多くの人に短期間で感染が広がります。日本では毎年11月~4月に流行が見られます。
- ・ワクチン打つだけで長い時間待たされる
- ・調子が悪いワケでもないのに他の人の病気が感染ることが怖くて行きづらい
といった心配も御座いません。是非お気軽に足をお運び下さい。
治療法
一般療法
できるだけ安静にし、栄養と十分な睡眠を取ります。
インフルエンザウイルスの空気中での活動や感染を抑えるために、加湿器などで室内の湿度を50~60%に保ちます。
水分を十分に補います。お茶、スープ、ジュースなど何でもいいので飲みたいものを飲みます。
対症療法
発熱や関節痛などに対しては解熱鎮痛薬、鼻水やくしゃみに抗ヒスタミン薬などが用いられます。一方、インフルエンザの症状はインフルエンザウイルスに対して免疫が正常に働いている結果であり、薬で無理に抑えないほうがよいという考え方もあります。市販の薬を自己判断で使用することは、かえって逆効果になる場合があります。
解熱剤などを使用しない方がよいものがあるため自己判断は禁物です。
抗ウイルス療法
インフルエンザウイルスに対する治療薬として、塩酸アマンタジンとノイラミニダーゼ阻害薬があります。塩酸アマンタジンはA型インフルエンザウイルスに有効で耐性が起こりやすいのですが、ノイラミニダーゼ阻害薬はA型、B型どちらのインフルエンザウイルスにも有効です。但し、これらの抗ウイルス薬は発病後 48時間以内に服用しないと効果がありません。
また、現在日本ではノイラミニダーゼ阻害薬のリン酸オセルタミビルと塩酸アマンタジンを予防薬として使用することができますが、13歳以上に限るという制限など、いくつかの条件があるので一度御来院の上でご相談ください。
高血圧症
高血圧は放置すれば、心臓(心筋梗塞、心不全、心肥大)、脳(脳梗塞、脳出血)、腎臓(腎不全)、眼(眼底出血)といった重要な臓器に障害を起こして、生命の危険を招きます。ただ血圧が高くても自覚症状がほとんど出ないので、健康診断などで指摘された際には、医療機関を受診していただく必要があります。
症状
高血圧の特徴で恐いのは自覚症状がないという事です。
自覚症状には頭痛、めまい、動悸などを感じるなども稀にありますが、
通常、高血圧は自覚症状がまったくないため気がつきにくく、気が付いたころには、心臓や脳、肝臓に大きな負担をかける事になったり、全身の血管の動脈硬化を進行させる原因となります。
そのため、高血圧とは知らずに放置していると、脳卒中、心筋梗塞などの心血管病を発症し、最悪のケースでは命を失ってしまう事すらあります。
動脈硬化でボロボロになった血管は、血液がスムーズに流れないため、よりいっそう高血圧が進行しやすく、血糖値やコレステロールが高い方はさらに症状がすすみやすくなります。
高血圧は自覚症状のない疾患のため、高血圧を防ぐためには定期的に検査をうけるか、生活習慣を改善するなどして日頃の注意が大切になります。
治療
はじめて高血圧と診断された方には、まず徹底した減塩を実行していただきます。日本人の1日食塩摂取量は11gと欧米に比較してかなり多く、また日本人は食塩摂取により高血圧になりやすい(食塩感受性の高い)人種とも言われています。メタボな方には適切なカロリー制限と運動による減量も必要になります。
それでもなお血圧が下がらない方には、降圧剤を内服していただくことになります。特殊な場合を除き、性急に血圧を正常化させる必要性はありません。最初は降圧剤を少量から開始し、薬剤の効果が安定する2週間~1ヶ月ごとに、用量や種類を調節してゆきます。最近の降圧剤は1日1回の長時間作用型が主流で、深刻な副作用もほとんどありません。患者さんの合併症の有無や血圧の日内変動などにより、それらの薬剤を使い分けます。ただ残念ながら、半分以上の患者さんが降圧剤2剤以上の内服を必要としており、それでもコントロール良好に至るのは全体の6割程度である事がわかっています。すでに長期間高血圧にかかっておられる患者さんには心臓、脳、腎臓、眼などの合併症や他の生活習慣病(糖尿病、脂質異常症、メタボリック症候群)の精査を行い、必要に応じてそれらの治療を開始します。すでに合併症を起こされた患者さんの血圧コントロールがより重要なのは言うまでもありません。なおご高齢の患者さんに関しては、夏場の低血圧などの弊害に注意しながら緩やかにコントロールすべきとされています。